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コード LG34-01
系列 系列:心理学
授業科目 臨床心理学特講8
副題 赤ちゃんと脳科学
担当者 小西 行郎
期間・単位 前期 2
曜日・時間 月5
対象学年 2・3・4
特記事項 再履修不可、他専攻生も履修可

授業概要
 ヒトの行動の始まりは胎児の行動にある。本授業では胎児の行動の意義から初めて新生児・乳幼児の行動までを縦断的に解説する。また行動発達と密接な関係にある中枢神経系の発達についても神経細胞の細胞死やシナプスの過形成、あるいは髄鞘化などを中心に新しい概念を述べる。さらに最近著しい進歩を遂げている脳機能画像についても画像を呈示して解説をする。
 21世紀を迎え、新しい子ども観をこうした資料をもとに討論したいと考えている。
課題・評価
 出席は義務ではない。授業は学生と教官が一緒に作るものである。したがって評価は授業中の討論などによって判断する。
テキスト
 テキストは使用しない
参考文献
 集英社:赤ちゃんと脳科学
 ひとなる書房:赤ちゃんパワー、脳科学があかす育ちのしくみ  
受講生への要望
 赤ちゃん学が楽しいことを伝えられればいいなーと思っています。

授業計画
1.胎児の行動、未熟児の行動をビデオの再生をすることによって観察し、正常、異常の判断をする。
  胎動の意味を考察し、討論する。
2.脳機能画像についてはスライドを用いて、呈示する
3.中枢神経系の発達、行動発達の新しい理論
  神経ダーウィニズム、
  ダイナミックシステムアプローチ
  アフォーダンスなどについては資料を配布する

4.小児神経科医の立場から
発達障害やノーマライゼーションについて述べ、討論を喚起したい。



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