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コード HC92-01
系列 系列:美学・美術史
授業科目 東洋美術史演習
副題 『歴代名画記』の講読を中心に
担当者 五味 充子
期間・単位 通年 4
曜日・時間 水4
対象学年 2・3・4
特記事項 再履修可、他専攻生も履修可

授業概要
 前期は、唐代の張彦遠が大中7年(853)ごろ撰述した画論書『歴代名画記』全10巻のうち、巻1、巻2の一部を読む。原典は難解な漢文なので、長広敏雄訳注本を使用し、その精緻な訳注を参考にしながら、できるだけ深く読んでゆきたい。
 後期は、陝西省考古研究所編『陝西新出土唐墓壁画』を読む。
課題・評価
 出席・平常点とレポートによる。レポートは前期1回、後期1回を予定している。
テキスト
 前期 張彦遠著 長広敏雄訳注『歴代名画記』1(東洋文庫305平凡社)受講生にはコピーを配布。
 後期 陝西省考古研究所編『陝西新出土唐墓壁画』(1998年11月 重慶出版社)受講生にはコピーを配布。
参考文献
 授業中に指示
受講生への要望
 特になし

授業計画
1.前期は『歴代名画記』巻1の「山水・樹石を画くことを論ず」と巻2の「顧(之)・陸(探微)・張(僧)・呉(道玄)の用筆を論ず」を読む。
2.後期は『陝西新出土唐墓壁画』を読みながら、壁画の主題、絵画の様式・技法、婦人像・男子像の服飾を中心に、唐墓壁画の展開を考えてみたい。後期のテキストは中国語だが、中国語を履修していない学生も受講できるように十分配慮する。



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