授業概要 |
前期は、唐代の張彦遠が大中7年(853)ごろ撰述した画論書『歴代名画記』全10巻のうち、巻1、巻2の一部を読む。原典は難解な漢文なので、長広敏雄訳注本を使用し、その精緻な訳注を参考にしながら、できるだけ深く読んでゆきたい。 後期は、陝西省考古研究所編『陝西新出土唐墓壁画』を読む。 |
課題・評価 |
出席・平常点とレポートによる。レポートは前期1回、後期1回を予定している。 |
テキスト |
前期 張彦遠著 長広敏雄訳注『歴代名画記』1(東洋文庫305平凡社)受講生にはコピーを配布。 後期 陝西省考古研究所編『陝西新出土唐墓壁画』(1998年11月 重慶出版社)受講生にはコピーを配布。 |
参考文献 |
授業中に指示 |
受講生への要望 |
特になし |
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授業計画 |
1.前期は『歴代名画記』巻1の「山水・樹石を画くことを論ず」と巻2の「顧( 之)・陸(探微)・張(僧 )・呉(道玄)の用筆を論ず」を読む。 2.後期は『陝西新出土唐墓壁画』を読みながら、壁画の主題、絵画の様式・技法、婦人像・男子像の服飾を中心に、唐墓壁画の展開を考えてみたい。後期のテキストは中国語だが、中国語を履修していない学生も受講できるように十分配慮する。
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