| 授業概要 |
教育における各種メディアの利用について、すぐれた教材例を吟味し、代表的な研究の目的、方法、結果とその意義について検討する。代表的なメディア(映画、放送、コンピュータ、マルチメディア)の機能に関しては、できるだけ、すぐた教材例を実際に体験する形で吟味する。メディアを用いた教材は、多様なシンボル(文字、音声言語、映像など)を用いることに特徴があるから、人間のシンボル活動に関する研究についても、メディア利用に対する批判的観点を含めて検討する。なお、授業中の発表のためのレポートは、インターネット上にあらかじめ書き込む。 キーワード:教育メディア、視聴覚教室、教育工学、テレビ、コンピュータ、インターネット |
| 課題・評価 |
| 授業中の発表、レポート、及び、出席状況を総合的に判断して評価する。レポートは、インターネット上に書き込む。 |
| テキスト |
| 佐賀啓男「文化とのつながりを求める教育メディア研究」、「教育メディア研究」、第1巻第1号、1995、pp・44〜49.(無償) |
| 参考文献 |
| 授業中に適宜、関連の論文コピーを配付する。(無償) |
| 受講生への要望 |
| すぐれた教材の例として用いる教材は英語を使用している。また、参照する研究文献も英語で書かれているので、ふだんから、習熟を心がけること。 |
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| 授業計画 |
1.導入:テキストによりながら、これまでの教育メディア研究の成果を要約する。 2.展開:参考文献によりながら、各種メディアの教育効果について吟味する。 3.教材研究:主として、英国公開大学制作の「メディア教育入門」(Media Education: An Introduction)とバンク・ストリート教育大学(米国)が開発したマルチメディア教材、『ミミ号の航海』(The Voyage of the MIMI)を視聴し、その教育的意義を吟味する。 4.特定のウェッブ・ページを探索し、その価値を吟味する。 5.批判的吟味:以上を踏まえ、教育における人間のシンボル活動と、そのデジタル化に関して批判的に吟味する。 |
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