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コード 1081
系列
授業科目 教育方法特論I
副題
担当者 佐賀 啓男
期間・単位 後期2
曜日・時間 水4
対象学年
特記事項 学部3・4年生受講可

授業概要
 教育における各種メディアの利用について、すぐれた教材例を吟味し、代表的な研究の目的、方法、結果とその意義について検討する。代表的なメディア(映画、放送、コンピュータ、マルチメディア)の機能に関しては、できるだけ、すぐた教材例を実際に体験する形で吟味する。メディアを用いた教材は、多様なシンボル(文字、音声言語、映像など)を用いることに特徴があるから、人間のシンボル活動に関する研究についても、メディア利用に対する批判的観点を含めて検討する。なお、授業中の発表のためのレポートは、インターネット上にあらかじめ書き込む。
 キーワード:教育メディア、視聴覚教室、教育工学、テレビ、コンピュータ、インターネット
課題・評価
 授業中の発表、レポート、及び、出席状況を総合的に判断して評価する。レポートは、インターネット上に書き込む。
テキスト
 佐賀啓男「文化とのつながりを求める教育メディア研究」、「教育メディア研究」、第1巻第1号、1995、pp・44〜49.(無償)
参考文献
 授業中に適宜、関連の論文コピーを配付する。(無償)
受講生への要望
すぐれた教材の例として用いる教材は英語を使用している。また、参照する研究文献も英語で書かれているので、ふだんから、習熟を心がけること。

授業計画
1.導入:テキストによりながら、これまでの教育メディア研究の成果を要約する。
2.展開:参考文献によりながら、各種メディアの教育効果について吟味する。
3.教材研究:主として、英国公開大学制作の「メディア教育入門」(Media Education: An Introduction)とバンク・ストリート教育大学(米国)が開発したマルチメディア教材、『ミミ号の航海』(The Voyage of the MIMI)を視聴し、その教育的意義を吟味する。
4.特定のウェッブ・ページを探索し、その価値を吟味する。
5.批判的吟味:以上を踏まえ、教育における人間のシンボル活動と、そのデジタル化に関して批判的に吟味する。


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