授業概要 |
大日本帝国憲法の起草者の一人として知られる伊東巳代治は明治・大正・昭和の三代にわたって日本の政治に大きな影響を及ぼした。はじめ伊藤博文の秘書・情報幕僚として出発した伊東はやがて枢密院に勢力を張り、歴代の内閣に恐れられた。「憲法の御意見番」か、「政界の天の邪鬼(あまのじゃく)」か、その実像と個性を探る。 |
課題・評価 |
講義中に指示する。 |
テキスト |
講義中に適宜、資料を配布する。 |
参考文献 |
佐々木隆『伊藤博文の情報戦略』(中央公論新社)。本講義は『人物叢書 伊東巳代治』として刊行の予定。 |
受講生への要望 |
資料は再配布しないので注意されたい。 |
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授業計画 |
1.研究史・伊東巳代治 2.鞄持ちから幕僚へ 3.内閣書記官長伊東巳代治 4.伊藤博文との確執 5.政界新世代と伊東巳代治 6.一匹狼から四角同盟へ 7.枢密院の古釘 8.最後の光芒・国連脱退反対運動 |
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