.

コード CD51-01
系列 系列:日本語学
授業科目 日本語学特講I
副題 平安仮名文学のことば
担当者 山口 佳紀
期間・単位 通年 4単位
曜日・時間 水3
対象学年 2・3・4年
特記事項  

授業概要
 平安時代のことばを考える上で特に重要なのが、『竹取物語』『蜻蛉日記』『源氏物語』『枕草子』など、仮名文学と呼ばれる作品群である。本年度は、これらの作品をいくつか取り上げ、くわしく読みながら、平安時代のことばについて考えてゆく。
課題・評価
 前期末・後期末にそれぞれ筆記試験を行う。
テキスト
 特に定めず、必要な資料はその都度配布する。
参考文献
 教室で指示する。
受講生への要望
 一方的に講義する形式でなく、対話しながら授業を進めてゆきたいので、自分なりに考える姿勢を養ってほしい。

授業計画
1、以下に述べる諸点に配慮しながら、平安仮名文学の作品をいくつか読んでゆく。
2、これらの作品は、いつ、誰の手によって、どのような過程を通じて成立したか。
3、我々に与えられた古典のテキストは、どのようにして作られたものか。
4、古典を読む時に使われる古語辞典の類は,どのように利用したらよいか。
5、言葉にこだわりながら古典を読むということは、どういうことか。
6、古典を十分に読解するためには、ことばに関する知識以外に、どんな知識が必要か。
7、これらの作品に現れたことばは、日本語の歴史の上でどのような位置を占めているか。



.