授業概要 |
平安時代のことばを考える上で特に重要なのが、『竹取物語』『蜻蛉日記』『源氏物語』『枕草子』など、仮名文学と呼ばれる作品群である。本年度は、これらの作品をいくつか取り上げ、くわしく読みながら、平安時代のことばについて考えてゆく。 |
課題・評価 |
前期末・後期末にそれぞれ筆記試験を行う。 |
テキスト |
特に定めず、必要な資料はその都度配布する。 |
参考文献 |
教室で指示する。 |
受講生への要望 |
一方的に講義する形式でなく、対話しながら授業を進めてゆきたいので、自分なりに考える姿勢を養ってほしい。 |
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授業計画 |
1、以下に述べる諸点に配慮しながら、平安仮名文学の作品をいくつか読んでゆく。 2、これらの作品は、いつ、誰の手によって、どのような過程を通じて成立したか。 3、我々に与えられた古典のテキストは、どのようにして作られたものか。 4、古典を読む時に使われる古語辞典の類は,どのように利用したらよいか。 5、言葉にこだわりながら古典を読むということは、どういうことか。 6、古典を十分に読解するためには、ことばに関する知識以外に、どんな知識が必要か。 7、これらの作品に現れたことばは、日本語の歴史の上でどのような位置を占めているか。
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