授業概要 |
わたしたちの「生活」にかつてない安定、自由、豊かさをもたらしたはずの現代社会のいたるところで、「いのち」が悲鳴をあげています。現代の環境倫理、生命倫理の諸問題を取り上げながら、キリスト教における生命についての思索から何を学べるかを考えていきます。 |
課題・評価 |
最終評価はレポートによります。その他、コメント、読書課題を課します。 |
テキスト |
こちらで作成したものを配布します。 |
参考文献 |
加藤尚武・加茂直樹編『生命倫理学を学ぶ人のために』(世界思想社)ほか。授業で文献表を配布します。 |
受講生への要望 |
授業外での自学自習を求めます。また、日々「進歩」する生命科学技術を扱うので、テレビ・新聞等に常に関心を払い、授業に素材を提供して下さい。 |
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授業計画 |
I.導入 「生命・環境倫理学」と「キリスト教生命学」 II.序章 1.自然と人間との新たな関係 2.技術の本性と人間を扱う技術の問題 III.生と死 1.身体とは何か 2.死の捉え方と私たちの生 IV.生命の捉え方と医療 1.医療の目的とQOL(生の質)の概念 2.医療者・患者関係に関する諸問題 V.生命の始まりと終わり 1.命の始まりと人工妊娠中絶 2.命の終わりと尊厳死・安楽死 VI.自然と人間 1.自然の権利と人間の権利 2.世代間倫理と人類の存続 3.地球全体主義と個人の自由
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